最近ふとしたきっかけから再度ロレックスを手に入れる機会に恵まれました。21歳でサブマリーナデイトの購入経験がある僕は、人生2度目のロレックスとして旧エクスプローラー(114270)を選びました。あえて最新型の214270を選ばなかった理由も含めてざっくりと背景についてまとめさせていただきます。

自己紹介ページでもエクスプローラーを買った理由のポイントをいくつかまとめておりますのでぜひこの機会にお目通しくださいませ。(→ 管理人について

サブマリーナとエクスプローラーの違い

サブマリーナは海をコンセプトとしたモデルで、エクスプローラーは山をコンセプトとしたモデルです。両方ともにロレックスを代表する大人気のモデルです。

逆回転防止ベゼル

サブマリーナはダイバー時計なのでダイビング時に便利な機能があります。例えば逆回転防止ベゼル。これらはカチカチと音を立てて回る数字の書いた縁です。

回転ベゼルはダイビング中に空気ボンベの残量を確認するために使います。逆回転が禁止されている理由は「ダイビング中に誤操作で回さないため」です。正常な方向だと誤まって回転させても地上へ出た際に空気が余分に残るだけで済みますが、逆側へ回ってしまうと水中でボンベが空になる可能性が発生します。

ちなみに回転ベゼル12時位置にはルミナスポイントと呼ばれる半円球の立体的なピンが付いています。ルミナスポイントは太陽光を吸収して暗所で発光する機能を持っているので水中で岩陰に隠れた場合も安全に時間を確認できます。

延長ベルト

サブマリーナにはベルトに簡易延長機能が付いています。特別な工具がなくてもワンタッチで半周りほどサイズを広げられます。これはダイビング時にウェットスーツを着た後、腕周りが太くなる状況を考慮したユニークな機能です。

リューズガード

ロレックスの時計は時刻を合わせる際、リューズと呼ばれるギザギザのパーツを引っ張り出してから回して時間を調整します。サブマリーナにはリューズを水中で岩にぶつけて歪めないようリューズ両端に盾となるガードがあります。

高い防水性能

サブマリーナにはダイビングを考慮して300m防水機能(昔のモデルは200m)があります。ちなみにエクスプローラー1の防水性能は100mとなっています。

デイトジャスト

サブマリーナにはデイト表示に対応したモデルとノンデイトと呼ばれる日付け機能のみを省略した2タイプが用意されています。ジャストというのは12時付近でカチっと一瞬で日付の表示が切り替わるために呼ばれている名称です。

迫力と重量感

サブマリーナは「ベゼル径40mm/厚さ13mm/重量130g」となっていてダイバーズウォッチならではの迫力が特徴となっています。装着中はしっかり腕時計をつけている感覚もあり男らしいパワフルなデザインとなっています。新型サブマリーナ は「160g」程あります。もはやスマートフォン並の重さです。

以上、ざっとサブマリーナの特徴を洗い出してみました。このように項目で眺めてみると「サブマリーナの圧倒的な機能性」がご理解いただけるかと思います。

エクスプローラーはシンプルな三針時計

エクスプローラーにはサブマリーナのような機能性がありません。時間を確認するためのシンプルな時計機能のみ。もし自転車で言えばサブマリーナは多機能なロードバイクで、エクスプローラーはピスト(ギアなし)のような存在。

上記の通りサブマリーナとエクスプローラーの特徴を見るとある意味で真逆のモデルとなっています。多機能なサブマリーナとシンプルなエクスプローラー。

ではここから僕がエクスプローラーを選んだ理由をまとめさせていただきます。

1. スーツとカジュアル両方で使える時計

僕はスーツにサブマリーナを合わせる少し外したスタイルが好きです。スーツ=五連ブレスといった考え方が一般的ですが少し古い考え方なのかもしれません。

昭和も終えて平成になりさらに新しい年号になっていくなかで今は個人の時代と言われています。そのためある意味で「サラリーマン=スーツ」といった絵面も絶対的なシンボルではなくなってきています。僕個人としては普段からマーケティングやWebの最新技術を教える立場でもあるのでスーツを着る機会は人よりも多くなってしまうのですが気になっていたのはカッターシャツの袖口です。

何かというとサブマリーナはダイバーモデルなのでサイズ的にもボリューム感があったり、逆回転防止ベゼルが付いていたりで袖口に収まりづらく感じました。

また、回転ベゼルが鋭いので場合によってはカッターシャツの袖口を痛めてしまうこともありました。逆にエクスプローラーは収まりが良く丁度よかったです。

スーツにサブマリーナでも違和感はなし

2. 毎日使っても重さが気にならないサイズ感

エクスプローラー14270と114270はケース計が36mmです。重さは100g弱程度。一方サブマリーナは130g、新型エクスプローラーが136gほどあります。

旧エクスプローラー所有者の声を聞くと腕につけたまま寝ても気にならないほど軽量で快適という意見も多く30gは意外と大きい差ということがわかりました。

100gは日常使いにぴったりのサイズ

3. 夜光塗料として半永久的に機能するルミノバ

新型エクスプローラー(214270)には文字盤にクロマライトと呼ばれる暗所でブルー色に発光する塗料が使われています。また、14270はトリチウムと呼ばれる材質なので10年ほどで発光する機能が失われます。ちなみに14270でも最終モデルにはトリチウムではなくルミノバが採用されています。

文字盤が光らない点は考え方によってアンティークな風合いを楽しめるモデルと言えますが、僕は緑に光る文字盤が好きです。外出時に太陽光を溜め込んで日陰に移動した際に文字盤を煌々と輝かせるあの雰囲気に魅せられてしまいました。

吸収した光量で発光度合いが変わる文字盤

4. 軽量かつダブルロック式のブレスレットが安心

14270にはシングルロックのブレスレットがあります。シングルにはシングルなりの良さもありますが僕はダブルロックを探していました。昔に購入した思い出のサブマリーナがダブルロックで便利だったので同タイプを選びました。

心地よい軽量ブレスに安全なダブルロック

5. サファイアガラスに王冠の透かしが入っている

エクスプローラーは114270の2003年頃からサファイアガラス6時位置にレーザー刻印された王冠マークの透かしが入りました。光の角度を考えないと見えない“隠れコマンド的”なロレックスの遊び心に所有欲をくすぐられました。

ちなみに14270は1996年からはダブルロックブレスになって、1997〜1999年までの生産でルミノバ塗料になりましたが、王冠透かし(サファイアガラス6時位置のレーザー刻印)がどうしても欲しくて114270を選びました。

だってこれほど会話のネタにもなる遊び心ってなかなかありません。偽物では再現できない細部へのこだわりに魅せられてしまいました。(実際にコピーモデルは光の具合に関係なく刻印が丸見えなので非常に嘘くさいです)

6時位置に浮かぶ王冠マークの透かし

6. ルーレット刻印がないシンプルで美しい見た目

ルーレット刻印モデルは文字盤内側の銀色のフチに「R O L E X R O L E X」と1周くるっと刻印されています。そして6時位置にはシリアルNoも刻印。今はエクスプローラー全体で見るとルーレット刻印ありの方が玉数が少ないので相場は10%程度アップしています。ただ新型214270も標準でルーレット刻印が入っていて、今やロレックス全モデルでルーレットが入っています。数十年後にはルーレットなしモデルがレアになってくる状況も想像しました。

ルーレット刻印がないシンプルな外観

最後に

この記事を読まれている方は2パターンです。1つがエクスプローラーとサブマリーナを迷っている方。そしてもう1つはエクスプローラーの現行39mmか旧モデルの36mmを迷っている方。僕も同じ状況で114270を選びました。

選んだ基準は上記に書き出しましたが簡潔に言えば「使い勝手(重さ)」です。21歳の若かりし僕は迫力やインパクトを求めていたのでサブマリーナ以外は目にも止まりませんでした。誰が何と言おうと黒サブを手に入れたかった。

そして、実際にサブマリーナを購入したという貴重な経験を通して自分なりに感じたことも色々とあって、現在は昔とはほんの少しだけ目線が違ってきました。

あと半永久的に発光し続けるルミノバ素材と、万が一の衝撃でも簡単には外れない安全なダブルロックブレス、そして王冠の透かしもこだわったポイントです。この3点は意外と僕のなかでは重要視していました。

高校生の頃にエクスプローラー1を見て惚れ惚れした感覚は数十年経った今も変わっていませんでした。毎日腕につけていても負担にならないサイズ感や、日付表示がない3針時計の手軽さも相まってどんどん愛着が湧いています。

なお、最終的に僕の購入の背中を押したのは「シリアル番号」でした。イニシャルの「Y番」でかつ数字に「誕生日」に関連する番号が見事に並んでいました。ちなみにシリアル番号は個体に1つしか存在しない固有番号なので、もし購入するモデルで迷っている場合は選ぶ時の基準とすると新たな発見があるはずです。

本記事があなたの記念となるロレックス選びの参考になれば嬉しく思います。

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