1963〜1988年まで発売されていた初代エクスプローラー1(Ref.1016)は定価が28万円でした。今考えれば半額以下なので安く感じますが当時は物価もかなり高かった時代なので相対的に見るとむしろ今よりも高いのかもしれません。

当然、格安の牛丼屋チェーン店もありませんし、家電製品だって今ほど多く種類は揃っていません。となれば価格競争も起こらないので販売価格は上がります。

ちなみに当時(1980年頃)の大学卒の初任給は10万円程度。2019年の大学生は20万だと考えると給料も半額です。そう考えると28万円のロレックスは2倍の56万円を支払っている感覚に近いと想像できますね。随分な贅沢品です。

Ref. 1016

定価:280,000円(1983年カタログ)

Ref.14270

定価:340,000円

Ref. 114270

定価:493,500円

Ref. 214270

定価:669,600円

大切なポイント

注目すべきは1016や14270の価値が今大幅に上がっている点です。1016は中古で150万円程が相場となります。28万円と比べると5倍以上になっています。

あえて控えめに現代の相対的な価格56万円で置き換えて考えても約3倍も上がっている訳です。この付加価値がロレックスの凄さですね。ウン十年も前の腕時計が定価の3〜5倍まで膨れ上がっている時計メーカーはほとんどありません。

また、14270も順調に価値が上がっていたり、すでに114270も上がっているので今後の上がり幅が楽しみです。ロレックスが欲しい人は常に多いので需要と供給のバランスが崩れて面白いように価格が高騰化していくという仕組みです。

まとめ

よく「昔は安かったのに!」という話が出てきますが、冷静に考えると当たり前の出来事で当然ながら今は『物価』がまったくと言ってよいほど違っています。

現代のように百均であらゆる商品が手に入る時代も、少し前までは数千円で売られていた商品があって、海外の大量生産によって低価格化が進んできた訳です。

そして、あらゆる商品が安く手に入る時代は身の回りの商品を揃えるのに大したお金もかからないので浮いた分を嗜好品へ回せてしまいます。なので昔は20万円で売っていたという話があっても当時の20万は今の40万円程度となります。

ごく稀に武勇伝のごとく昔の物価を語られている方もいらっしゃいますが、あまり鵜呑みにせずあくまでも「相対的な価値」を忘れないでいる必要があります。

昔の値段と比べてしまうと今買うのが勿体無く感じる方もいるかもしれませんが実際はそんなことはありません。大事なのはあくまでも「相対的な感覚」です。

1980年へタイムスリップして当時の28万円を出してロレックスが買えるか?と想像してみるとイメージしやすいかもしれません。モノが揃っていない時代にそんな高額な贅沢品を買うと言い出したら家族から大ブーイングを食うでしょう。

賢いオーバーホールサービスの選び方

機械式時計の修理専門店は種類が多すぎて依頼主が満足できる価格帯で対応してもらえるか不明なサービスも多いです。そのためトラブルなくスムーズに修理を進めようと思えば数々の修理専門店を比較した情報収集が必要となります。
お勧め修理専門店の
特徴と違いを見る